これまで公的支援機関などで行われた「場おこし講座」の事例を紹介します。
日頃からまちづくりに興味がある市民の方々約
30名が参加しました。グループに分かれて、「フィールドワーク」をしてまちの魅力や課題を発見し、その後は、その結果を「テーブルワーク」でまとめて発表しました。皆さん熱心に取組まれ、白熱した意見が飛び交ったセミナーの内容をご紹介します。
○ 講義「場おこしの考え方について」
○ 観光特産の5資源体系について
○ グループ分け
○「フィールドワーク」で地域資源を発掘!
○「テーブルワーク」で地域の魅力を評価!
○
実践、地域振興につなげる
「様々な視点からまちづくりに取り組んでいる講師が、場おこし、まちづくりについて学び・考え・交流する場として、講座を開催します。
「場おこし まちづくり 地域資源活用」 5時間
講師:(一社)日本観光文化協会 会長 小塩 稲之
|
観光特産や、地域の資源の5体系による「場おこし」の提唱者である小塩稲之の直接講義。地域資源活用を中心に社会の変化、まちづくりの3ステップ、地域資源活用と場おこし、地域発掘の意義とその問題、観光特産とは何か、「場おこしフィールドワークの対応」への対応などを講義しました。
|
|
「場おこし学」を活用した地域まちおこし 5時間
講師:(一社)日本観光文化協会 理事 槇 一彦
|
「場おこし学」を活用した地域まちおこし 〜観光特産による地域活性化〜
「場起こし・コトづくり・ヒトづくり」
「地域の生活文化」を知る観光 まち歩き観光 マイカー観光
「食べる」「買う」「体験する」「交流する」「集う」
|
|
|
|
講義
風景
|
講師による講義
|
|
「場おこし」とはなにか モノづくり、コトづくり、場おこしの視点 5時間
講師:講師:(一社)日本観光文化協会 事務局長 北 賢治 氏
|
1.「観光特産」とは何かの復習 農水産商工観光連携から観光特産へ
2.「場おこし」の具体的方法を伝授 モノづくり、コトづくり、場おこしの視点
3.自分の立場、相手の立場で考える
4.「地域の面白いこと」を評価する
セミナーは各講義の後、地域の今後を考えるマネジメントマーケティグ(市場の視点)の考えに基づき、グループワークによる全体の「MMワンシート企画書」なども取り入れてを完成させ、一貫した考え方の下で「皆で考える研修」を行います。
|
「人と人がつながることから始まるまちづくり」をテーマに参加者全員でまちづくりについて学び、
考えましょう。
|
|
|
|
|
|
|
|
グループ討議後の発表の様子
|
|
スキルアップ勉強会「実践プロジェクトの進め方」 講師:小塩 稲之 5時間
|
|
|
|
地域の次期リーダーや事業のリーダーなどが、課題解決のために行動を起こし、実践していく(=地域コトづくり)ための研修を行います。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
実践プロジェクト 5時間
|
「場おこし学・プラニング概論」 講師:MMP®総研研究所長 大山 充
|
|
|
地域のリーダーが中心となってプランニングを推進します。 |
|
|
|
|
|
「場おこし」とは
「場おこし」とは 場を掘り起こすこと(場起こし・発掘)という意味と、空間を創造し、場を振興すること(場興し・盛んにする)という2つの意味があります。
「場おこし学」とは
場起こし(地域発掘)で始まり、場興し (地域振興)までの活動をいいます。場おこし学は、マネジメントマーケティングの考え方に基づき「市場の視点」を重んじた実践の学問のひとつです。
「場おこし学」は地域の「エリア・アイデンティティ」を構築・確立し、地域資源を「自然景観」「生活文化」「伝統的歴史」「スポーツ」「芸術」の5つの切り口で整理し、これらを活用することが重要です。
「場おこし学」の生まれた背景には、人々の「知的好奇心」が重要視され、「自分の中のストック化現象」が観光のライフスタイルを大きく変化させたことが挙げられます。
ー「場おこし学」の生まれた背景ー
情報化の進展により、「知的好奇心」が重要視され、「所有への欲望」(モノを持つこと)から「行動への欲求」へと変化し、「自分の中のストック化現象」が観光のライフスタイルを大きく変化させること、ここに着目したことが「場おこし学」の生まれた背景である。
さらに、地域の観光では「生活文化」=「面白いコト」に触れることが観光の重要なキーワードになっている。これに加えて、新たに「体験する」、「交流する」というキーワードが重要になってきている。
したがって、これからの観光は「自分独自の観光」であり、「どこへ行くか」ではなく、「何しに行くか」の観光が主流になる。これにより見るだけの観光から学習体験観光が増大し、職場などの団体旅行ではなく、気のあった友人やひとりで楽しむ観光が拡大していくであろう。
(1994年4月〜11月号 総合ユニコム月間レジャー産業:小塩稲之連載コラムより抜粋)
観光者のニーズはますます「知的好奇心」や「知的精神的快楽」追求が重要視され、観光のライフスタイルも大きく変化することになるでしょう。
いま、私たちの生活を取り巻く状況は一変しています。
これまでの企業を主体にした生産活動そのものも、大きな変革を迫られています。
このような時代の特徴として、いま、形のないものにお金を使う、いわば「自分の中のストック化」現象が、いろいろなところで起こっているのです。
さらに、地域の観光では「生活文化」、「面白いコト」に触れることが観光の重要なキーワードになっています。
これに加えて、新たに「体験する」、「交流する」というキーワードが重要な要素となっています。
◇場おこし認定講師とは・・・
場おこし認定講師になると、ご自身で場おこし講座を開くことができます!
〔お問い合わせ先〕
日本観光士会 一般社団法人日本観光文化協会内
アクセス
お問い合わせフォーム
|